情報通信システム

数理技研は、UNIXの将来性をいち早く予見し、1980年代前半からUNIXカーネル(OS)を中心とした事業展開を行ってきました。
その評判を聞いたあるお客様から、「UNIXでシステムを構築したい」というご相談を最初に受けたのが、今をさかのぼる事二十年程前になります。
その当時はまだビジネス分野へのUNIX適用の黎明期で、「オープンシステム」や「ダ ウンサイジング」といった言葉も世の中には出回っていませんでした。
そのお客様がナショナルブランドのメガキャリア様だったというご縁もあり、 数理技研のUNIX系システム開発業務の歴史は、情報通信分野から始まりました。
当初は、そのメガキャリア様向けのシステム開発(網評価、回線経路設計、オーダエントリーなど)が中心でしたが、1990年代後半からは、数理技研が日本初の商用ADSLサービス会社の立ち上げに携わったという流れもあり、ラストワンマイル事業者様/ISP事業者様向けシステムをパッケージ販売しています。また、近年は長年培ってきた情報通信業界に対するノウハウを活かし、EDIシステムの構築をビジネスの中心に据えています。

余談になりますが、現在我が社の主力製品となったメモリDB(Core Saver)は、情報通信系システムの特徴である「複雑かつ大量のデータ」を高速に処理するために生まれた、という歴史があります。
情報通信システムグループは、そんな数理技研のUNIXビジネスの源流を汲 むものとして、市販パッケージやその組み合わせ(パッケージ・パッチワーク)では解けないテーマに日々挑んでいます。